「メンタリストDaiGoが取り上げていたセルフコンパッションの動画ってどんな内容だったっけ?」
「紹介していたセルフコンパッションの本ってなんだっただろう…。」
この記事を読まれているあなたは上記のような疑問をお持ちかもしれません。
セルフコンパッションは最近ではかなり主流な言葉になってきています。
DaiGoさんも動画でよく挙げるワードなので、「どの動画でなんて言ってたっけ…?」と分からなくなることも多いかと思います。
そこで本記事ではDaiGoさんが動画内で取り上げたセルフコンパッションに関する内容を紹介します。
DaiGoさんがおすすめしている本もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
DaiGoさんがセルフコンパッションを取りあげたのはいつ?
DaiGoさんは、多くの動画でセルフコンパッションについてお話されています。
その中でも特にセルフコンパッションを突出して話題にしているのが上記動画になります。
公開日:2018年3月25日
再生回数:138万2,657回(2020年7月31日現在)
詳しい内容は下記で見ていきましょう。
DaiGoさんのセルフコンパッション動画|概要
冒頭で紹介したDaiGoさんの動画の概要を簡単にまとめます。
セルフコンパッションとは、失敗したりうまくいかなかったりすることもあるけどそんな自分を許す能力、自分を思いやる能力のこと。
2011年以降の新しい研究で、セルフコンパッションが大切だと盛んに考えられるようになってきました。
昔の研究だと自分を許せる=自分に甘い、というイメージが蔓延しており、先延ばし癖があると考えられていました。
しかし、実は自分を許せない人ほど先延ばしするということが分かっています。
実際に過去の研究では、
試験が終わった際に、
- もっと早くテスト勉強始めたら良い点が取れたのになんて自分はダメなんだろう!自分が誘惑に負けてしまったのがいけないんだ!と自分を責めた人
- 人間だからそういうこともあるよね。まあ次はきっともう少しだけ早く始めて頑張ればたぶんできるだろうな。と楽観的に考えた人
を比較すると、①の自分を責めた人の方が先延ばしをしてしまい、テスト直前まで勉強を始めなかった
という結果が出ています。
つまり、セルフコンパッションの高い人は先延ばし癖がなく、セルフコンパッションの低い人は先延ばしをしてしまうということですね。
これは、セルフコンパッションの低い人の中で“セルフハンディキャッピング”が起きてしまっているためとされています。
セルフハンディキャッピングとは、わざと自らにハンデを課すこと。
例えば先述の例を借りると、”試験前に片付けをしたくなる”など、やることを先延ばしするためにあえて適当なタスクをつくることもセルフハンディキャッピングです。
セルフコンパッションの低い人は、試験で良い点が取れなかった際に「自分はダメな奴なんだ」と考えるストレスに耐えられません。
ですから、「昨夜部屋の掃除をしてしまったあの時間に勉強しておけばもっと良い点が取れたんじゃないか。」と失敗したときのための余地(言い訳)を作っておく、これをセルフハンディキャッピングと言います。
しかしセルフハンディキャッピングは現実逃避であり、良いことはありません。
そんなセルフハンディキャッピングに有効なのがセルフコンパッションです。
実際にその効果が証明された論文を3つ、下記で見ていきましょう。
DaiGoさんが挙げたセルフコンパッション論文3つ
DaiGoさんが動画内で紹介した論文は以下3つになります。
- 2013年、ビショップス大学の実験
- 2010年、カールトン大学の実験
- 2011年、デポール大学の実験
それぞれ詳しく見ていきましょう。
DaiGoさんが挙げたセルフコンパッション論文①:2013年、ビショップス大学の実験
被験者数:750名
内容:先送り度とストレスレベルの比較
結果:セルフコンパッションのレベルが高い人ほどストレスが少なく、先送り度も少なかった
本実験によって、自分を許すことができて、「自分はダメだ」というストレスを抱えてないセルフコンパッションの高い人の方が取り掛かるスピードも速く、先送りが少ないことが分かりました。
反対に、「自分はなんてダメなんだろう」と自分を責めるような、弱みを受け入れられないセルフコンパッションの低い人の方が先送りを頻発していることも分かりました。
また本論文では、先送りの原因は自己批判によって生まれるストレスだとされています。
- 自己批判をする
- ネガティブ感情を処理するために脳のワーキングメモリを使う
- 本当にやるべきことに取り組むための脳のリソースを圧迫し、削ってしまう
- 先送りが起こる
こういった流れです。
気持ちが落ち込む上に先延ばしをし続けてしまうのはかなり悪循環ですよね。
DaiGoさん動画内のセルフコンパッション論文②:2010年、カールトン大学の実験
被験者数: 134名
内容:3つの質問で、自分への許し度がどれほどあるかチェック
- 先延ばしをする自分が嫌いかどうか
- 先延ばしをしがちな自分を責めてしまうかどうか
- 先延ばしな自分にガッカリするかどうか
結果:自分を許せる人ほど成績が良かった
本実験の成果として、先延ばしに関してだけでなく、自身の能力の部分でも自分を許すことができる人の方が仕事の成果をあげたという結果も出ています。
現実逃避せず「人間皆、先延ばしはしてしまうものだ」と受け入れることができると、ではどう対策すべきかという部分にに目を向けることができ、成果が出せるようになっていきます。
DaiGoさん動画内のセルフコンパッション論文③:2011年、デポール大学の実験
被験者数:147人
内容:同じ内容のテストを、2つの異なる説明を受けた上で受験する
- 今から認知レベルのテストをします
- 今からエンターテインメントとしてのゲームをします
結果:②の方が高成績だった
本研究者は、「ゲームだと思うことで自分を批判する気持ちが和らいだため、リラックスしてテストに取り組むことができた。だからストレスがかからず、脳のリソースを十分に使えた。その結果本来の能力が引き出せた。」とコメントしています。
さて、ここまではセルフコンパッションの重要性についてお伝えしてきました。
では実際にセルフコンパッションはどう鍛えていけばよいのでしょうか。
下記でお伝えします。
DaiGoさんが挙げたセルフコンパッションを鍛える方法
- 生活のゲーム化
- コンフォートカードを持ち歩く
- インターベンション・ブレスレット
- セルフコンパッションフレーズを唱える
- コンフォートジェスチャー
- コンパッション日記
- 慈悲の瞑想
セルフコンパッションを鍛えるには上記7つの方法が有効とされています。
詳細な方法は別記事で紹介していますので、ぜひお読みください。
ここからは、セルフコンパッションをより深く学びたい方に向けて、動画内でDaiGoさんがオススメしていたセルフコンパッション本を紹介していきます。
DaiGoさんのセルフコンパッションおすすめ本
- 第1部 セルフ・コンパッションに至る道
- 第2部 セルフ・コンパッションの主要な構成要素
- 第3部 セルフ・コンパッションがもたらす恩恵
- 第4部 人間関係におけるセルフ・コンパッション
- 第5部 セルフ・コンパッションによる深い喜び
これは、DaiGoさんがセルフコンパッションを学ぶためにオススメしている本です。
読者からは実際に
「似たようなタイトルのものもありますが、私の人生はこれで本当に安心する時間が多くなりました。自己啓発本をこれまでに500冊ほど読んで幸せになりたいと思っていましたが、この本を真剣に読んで実行するだけで一生悩みから解き放たれます。幸せになるために生きているのではなく、幅広い事を経験するために生まれているのだと人生観が変わりました。自分に対する思いやりは日本人は欠け気味なので本当にオススメです。」
といったレビューもありました。
セルフコンパッションを高め、もっと肩の力を抜いて生活したい方は購入してみてください。
DaiGoさんのセルフコンパッション動画まとめ
- セルフコンパッションとは自分を許す能力、思いやる能力のこと
- セルフコンパッションの高い人は自分を許し、成果を出しやすい
- セルフコンパッションの低い人ほど自己否定を繰り返し、成果を出しにくい
- セルフコンパッションの低い人はセルフハンディキャッピングを起こしている
- ネガティブな自分、ダメな自分さえも優しく受け入れることが大切
メンタリストDaiGoさんが紹介したセルフコンパッションについてまとめるとこのようになりました。
ついつい自分を責めがちな方は、セルフコンパッションを高めることに意識をおいてみてはどうでしょうか。
気分が軽くなり、よりよい毎日を送れるようになるかもしれません。
この記事が、DaiGoさんが紹介したセルフコンパッションについて知りたい方の参考になれば幸いです。