漢字読み講座

【今日の難読漢字】「聊か」「白湯」「聢り」3つ読めたら漢字マスター!でも(おごそか)と読んでしまったら・・・

今日の難読漢字は
「聊か」

 

「白湯」

 

「聢り」

 

の3つです。早速いってみましょう!

 

まず最初は「聊か」

これは「ほんの少し」とか「わずか」という意味の形容動詞です。
少し古臭い言葉なので、日常生活で耳にすることは少ないと思われますが、
少し固めの本や年配の方は使わないこともない、といった感じですね。
これには「些か」という同じ意味で同じ読みの漢字もあります。
また、これと同じ読みの名字もあり、日曜夜のアニメでその名前を聞くこともありますね。
さて、何か思い当たる言葉はありますか?

 

「聊か」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「いささか」
です!

 

いささかと聞いて一番に思い当たるのは、やはりサザエさんに登場する伊佐坂先生ではないでしょうか?
サザエさんのお隣に住んでいる小説家で、フルネームを「伊佐坂難物(いささかなんぶつ)」と言います。
いささかの意味から考えると「少し面倒くさい人」という意味の名前になり、
とても小説家らしさを感じますね。

 

2つ目は「白湯」

ひらがなで2文字の言葉です!
「白」という感じにこの読み方はないため、少し特別なこの漢字のときだけの読み方となります。
一文字目は「さ」です!
これはもうさすがに答えが分かっちゃったのではないでしょうか!?
さて、思い当たる言葉はありますか?

 

「白湯」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「さゆ」
です!

 

白湯とは、水を沸かしただけのまっさらなお湯のことです。
水の代わりに飲むと、体温を下げずに代謝がよくなり、体にもいいと言われています。
白湯は沸騰したばかりのアッチアチのお湯ではなく、50℃くらいの飲みやすい温度にほどよく冷めたお湯を指すそうで、
湯冷ましとも呼ばれることがあります。
水道水から作る場合は、やかんや鍋にいれてコンロで沸かすだけですが、沸騰してすぐ火から下ろすのではなく、
数分間しばらく沸騰させ続けたほうが塩素などの成分が飛ぶのでより風味のよい白湯ができるそうですよ。

 

最後の難読漢字は「聢り」

ヒントは全体で4文字、「○○○り」となります!
「かたく、強く、確かでゆるがないさま」を指す言葉です。
さぁ、何か思い当たる言葉がありませんでしょうか?
最初の文字はズバリ「し」です!
これには「確り」という同じ意味で同じ読みの漢字もあります。
普段この言葉を目にする時は、今回のような漢字は使わずにそのままひらがなで書かれていることが多いです。
さて、何か思い当たる言葉はありますか?

 

「聢り」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「しっかり」
です!

 

しっかりの語源を調べてみましたが、着物作りで職人さんたちの間をとりもつ「悉皆屋(しっかいや)」を
語源とする説や、中国語で石を意味する言葉を語源とする説など諸説あるようで、ハッキリしたことは
分かりませんでした。
はっきりと、確実に、という意味の「しかと」は、漢字では「確と」や「聢と」と書きます。
これは今回のしっかりと同じ漢字を使用するため、語源も共通であると推測されます。