今日の難解漢字は、
「月見里」
「媒」
「団い」
「強面」
「邪」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「月見里」です!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/04/yamanashi.jpg)
名字には、おしゃれな当て字で書かれるものが多数あります。
「月見里」もそのひとつ。
一見「つきみざと」と読めてしまいますが、実際の読み方はまったく異なります。
「月見里」読み方のヒントは?
「月見里」の正しい読み方は、この三つの漢字を文章化し、それを写真や映像にイメージしてみると思いつくかもしれません。
月が見える里、月を見る里……。
月が見えるということは、視界を遮るものが何もないということです。
では、何がないのでしょうか?
「〇〇無し」に入るひらがな二文字をお答えください!
「月見里」の読み方、正解は……
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/04/貍「蟄苓ィ倅コ区枚荳ュ逕サ蜒十4215416_m.jpg)
「月見里」の正解は……
「やまなし」です!
月が見える里、ということは視界を遮る山がないんですよね。
月見里さんは一節によると、清和天皇の子孫や桓武天皇の子孫などにも見られる名字で、封地を分割する際に山梨氏の読みを残したのが由来なのだそう。
千葉県や静岡県に住まわれている方が多く、全国人数はおよそ270人のレア名字。
静岡県藤枝市には「月見里神社」が実在しているとのことですよ!
2つ目の漢字は「媒」です!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/08/nakadati-cap.png)
「媒」
この漢字、何と読むかわかりますか?
「媒介」や「媒体」などの熟語もあり、
この場合は音読みで「バイ」と読みますが、
「媒」一字の読み方は「バイ」ではありません。
わからなかったあなたは、
下記の解説を参考にしてくださいね。
「媒」の読み方のヒントはコレ!
まずはヒントとして「媒」の意味を紹介します。
- ヒント1:【意味】関係をとりもつこと
- ヒント2:【例文】いつも私の志気を鼓舞し、勇気を増すの媒となりまして(『こわれ指環』清水紫琴)
そろそろわかりましたか?
「媒」の読み方!正解は…?
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/08/hatena-1.jpg)
「媒」の読み方、正解は……
「なかだち」です!
媒の意味は、「関係を取り持つこと」「仲立ちをすること」など。
「媒人」と書いて「なこうど」と読むケースもあります。
「媒」と「媒体」「媒介」の違い
「媒」の字を用いた熟語に、「媒介」や「媒体」があります。
それぞれの違いについて簡単に見ていきましょう。
- 媒:「関係を取り持つこと」「仲立ちをすること」
- 媒介:「関係を取り持つ働きのこと」
- 媒体:「関係を取り持つもの・事柄そのもの」
このように、それぞれ若干の違いがあります。
覚えておくとどこかで役に立つ機会があるかもしれませんね。
まとめ
「媒」は一字で「なかだち」と読み、
「関係を取り持つこと」「仲立ちをすること」といった意味を持つ漢字です。
似た言葉に「媒介」や「媒体」がありますが、意味が若干異なります。
難しいのですが、「媒介」は関係を取り持つ働きのこと。
動詞としても使われます。
そして、「媒体」は関係を取り持つもの・事柄そのもの。
転じてメディアのことを指す場合もあります。
「媒」は媒介と同様の意味で使われることがありますので、
あわせて覚えておくとよいでしょう。
3つ目の漢字は「団い」です!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/10/marui.png)
漢字クイズのお時間です。
今回の漢字はこちら。
「団い」という漢字、読むことができますか?
「団子(だんご)」や「団地(だんち)」の「団」ですが、「だんい」とは読みません。
ヒントもお出しするので、少し頭を柔らかくほぐして考えてみてください!
「団い」の読み方のヒントは?
先ほど「団子」とは読みが違うと書きましたが、実は「団」という漢字の意味そのものは非常に似ています。
「団子」と聞くとまずどのようなものをイメージするでしょうか。
三色団子でしょうか、それともみたらし団子でしょうか。
どのような団子でもおそらく答えにたどり着けます。
団子といえば、その形です。
それをヒントに「団い」、読むことができるでしょうか?
正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/04/4247942_m.jpeg)
正解は…
まるい
でした!
団子は米粉などを練ってそれを「丸めて」作ります。
皆さんがイメージした団子も丸かったのではないでしょうか。
そう、「団」には「丸」という漢字と同様の意味があるのです。
これから団子を食べる際には、ぜひこの読みにも思いを馳せてみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
4つ目の漢字は「強面」です!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2022/01/e8116c17859c71536a9cad85c801223a.png)
「強面」と書いて、なんと読むか分かりますか?
イケメン、フツメンなどと同じ、
顔の雰囲気の特徴を表す言葉のひとつです。
イケメンだとすべてを手に入れたような気がしますが、
実際はフツメンで性格のいいメンズがモテるのだとか。
さて、「強面」と書いてなんと読むでしょうか?
「強面」読み方のヒントは?
少なくとも、チャラい感じではありませんね。
硬派な男の人に対して使うことが多いです。
近寄りがたい感じであることは確かです!
任侠映画や刑事ドラマなどには、強面の俳優が揃っています。
「強面」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
強い面(顔)というと「強面」です。
怖い、強そうな顔はモテるという意味で「強面」
と覚えている人も居るかもしれません。
もうわかりましたか?
「強面」の読み方、正解は・・・
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/12/min004-seikai.jpg)
正解は・・・
「こわもて」
です!
無口そうな笑顔の少ない人や、威圧感、存在感の大きな人を強面と言います。
知らない強面の人が、家の周りをウロウロしていると確かに怖いかも。
笑顔は大事ですね!
5つ目の漢字は「邪」です!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2022/03/toi_kanji_047.jpg)
「邪」
一般的なのは音読みですが、
訓読みでは、送り仮名なしである言葉になるんです。
あなたは読めるでしょうか?
「邪」読み方のヒント!
「邪」
音読みだと「じゃ」と読むのはご存知かと思います。
「邪魔」「邪推」などがそうですね。
でも今回は訓読み。
ヒントはひらがな4文字の言葉です!
さて、あなたは読めますか?
「邪」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「よこしま」
です!
「邪」は
「正しくないこと」「道から外れた考え」という意味の言葉です。
「邪な考えを抱く」というと、
悪巧みをしていたり、下心があるような表現になります。
「よこしま」は、もともと「よこさま」という言葉だったのだとか。
意味はそのまま「横になっている様」。
道に横たわっている様子を表したのだとか。
道に人が横になっていたら、邪魔ですよね。
そこから「道理から外れている」「正しくない」という意味になり
「よこしま」=「正しくないこと」になったのだそう。
また、もともと「邪」という漢字にも「正しくない」という意味があり、
漢字と言葉が結びついた結果、
「邪」を「よこしま」と読ませるようになったそうです。
ちょっと変わった成り立ちですが、
意味や理屈がわかれば読み間違いもなくなります!
ぜひ覚えておいてくださいね!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!