漢字読み講座

【難読漢字】「碍げる」の読み方は?「碍」は「碑」ではありません!

「碍げる」の読み方をご存じですか?

「碍」という漢字は「碑」という漢字に少し似ていますが、違う漢字です。

いったい何と読むのでしょうか?

「碍げる」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○またげる」の5文字
  2. 訓読みです
  3. 「妨碍」という言葉があります

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「碍げる」の読み方、正解は・・・


正解は

「さまたげる」

です!

常用漢字では「妨」という漢字を使う「妨げる」と同じで「物事の進行や遂行に支障が起こるようにする」という意味があります。

「碍」と「害」「妨」の違い

「碍」という漢字は常用漢字ではないため、代わりに「害」が使われることが多いです。「妨害」という言葉も元々は「妨碍」という字で「ぼうがい」または「ぼうげ」と読まれていたそうです。「妨害」には「ぼうげ」という読み方はありませんので、確実に「ぼうがい」と読ませたい場合に「害」の漢字を使用するようになったようです。

「碍」という字には「さまたげる」の他に「ささえる(支える)」という意味もあります。「碍子」は「がいし」と読み、電線を支える器具のことをさしています。このような使い方は「害」や「妨」にはありません。漢字が代わりに使われているからといって、まったく同じ意味ではないことには注意したいですね。

あまり見かけることはないかもしれませんが「碍げる」の読み方を是非覚えておいてくださいね。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。