睡眠の質を上げる

睡眠時間は長くても短くてもNG !あなたの最適な睡眠時間がわかる簡単チェック方法3選

みなさんの中には、「仕事が忙しくて睡眠不足が続いている」という方もいるのでは?睡眠不足が続くと、集中力が低下する、美容や健康に悪い影響を与えるなど多くの弊害があるといいます。その反面、寝すぎも健康にはあまり良くないというデータもあるそう。理想の睡眠時間は人それぞれ異なるため、それぞれの理想の睡眠時間を知り、適切な睡眠時間を確保することが大切です。そこでここでは、最適な睡眠時間をチェックする方法をご紹介しましょう。

理想の睡眠時間って?

タイマー

株式会社ヒューマが行なった「理想的な睡眠時間」のアンケートによると、理想の睡眠時間を7時間半から8時間ほどと感じている方が最も多いことがわかりました。だからといって、みんながその睡眠時間で良いというわけではありません。足りないという人もいれば、長すぎるという人もいるでしょう。

睡眠時間が長くても短くても悪影響が

みなさんは、「睡眠負債」という言葉をご存じでしょうか?これは理想の睡眠時間と比較し、足りなかった睡眠時間のことを表します。スタンフォード大学で行われた実験によると、足りない睡眠時間が1日わずか数十分であったとしても、それが何日も続くとたまった睡眠負債の解消にはかなり長い日数を要することがわかったそう。

自分では「睡眠時間は十分」と思っていても、実際には理想の睡眠時間には足りておらず、睡眠負債がかなり溜まっているということもあるかもしれませんね。そしてそれを解消するには、休日の寝溜めくらいでは全く足りないということが、この実験からわかりますね。

理想の睡眠時間は人それぞれ異なる

理想の睡眠時間が人それぞれ異なるということを、多くの方はわかっているでしょう。ではどういった要因で理想の睡眠時間は決まるのでしょうか。

睡眠神経学者のニール・スタンレー博士は、理想の睡眠時間は、遺伝的な要素で大方決まっていると語っています。そのほかに左右するのが、年齢や季節といった要因です。

みなさんの中には、「年とともに睡眠時間が短くなった。」と感じている方がいるのでは?このことからもわかるように、必要な睡眠時間は年をとるほど短くなる傾向にあります。また冬になり日照時間が短くなると、睡眠時間が長くなる傾向にあります。これ以外にも、女性は睡眠時間がホルモンに影響されることがあるとも言われています。

理想の睡眠時間をチェックする方法

眠る女性

では自身の理想の睡眠時間はどうすればわかるのでしょうか。いくつかのチェック方法をご紹介しましょう。

チェック方法その1 :2つの質問でチェック

書籍「睡眠こそ最強の解決策である」によると、普段の睡眠が足りているかは、2つの簡単な質問で大体わかるそうです。その質問は以下のような内容です。

・朝起きてから、午前10時〜11時頃に眠くなりますか?

・カフェインを取らないと、午前中なかなか頭が働きませんか?

これらの質問の答えがイエスであれば、睡眠時間が足りていない、または睡眠の質が良くない可能性が高いそう。これなら簡単にチェックできそうですね。

チェック方法その2 :入眠までの時間をチェック

睡眠時間が最適かどうかは、入眠までの時間も一つの目安となるそう。睡眠時間が短いと、入眠までの時間が短くなり、睡眠時間が長いと、入眠までの時間が短くなる傾向にあるようです。

目安として、5分以内に入眠してしまうなら睡眠時間が足りていない、20分以上かかるなら睡眠時間が長いと考えられます。ちなみに理想的な入眠までの時間は10〜15分ほどです。

チェック方法その3 :睡眠医療プラットフォームでチェック

睡眠医療プラットフォームは、国立精神・神経医療研究センターが複数の専門家や大学などと共同で開発した、睡眠健康度の診断サイトです。当てはまる項目にチェックを入れていくだけで、睡眠障害の有無がわかります。以下のサイトから利用できますので、気になる方は試してみてくださいね。

睡眠医療プラットフォーム

http://sleepmed.jp/platform/

最適な睡眠時間を知って心身ともに健康に

目が覚めた女性

睡眠は、心と体の健康を保つために欠かせないものです。とはいえ長く寝れば良いというわけでもありません。それぞれの理想の睡眠時間を知り、最適な時間睡眠をとることが大切です。自身の健康のために、まずは自分の現在の睡眠時間が最適かどうか、チェックしてみてはいかがでしょうか。

ABOUT ME
rinoyuzu
40代の女性です。最近夜中に目が覚めてしまうことが多く悩み中です。より良い睡眠を得るための方法を探索中。良い情報が見つかったらみなさんと共有していきたいです。