漢字読み講座

【「酢と橘(たちばな)」?読めそうで読めないこの漢字は何?】「酢橘」、あなたは読めますか?

漢字2文字でどちらも簡単に読める漢字なんですが、「酢と橘(たちばな)」ってあまりにも関係性がなくて逆に難しいですね・・・。

 

そもそも「橘」って、皆さんご存じでしょうか?

 

「橘」とは樹木の一つですが、簡単に言えば「ミカンの木」です。

 

でも、ミカンって少し酸味がある果物ですが、さらに「酢」をつけ加えたら酸っぱさしか残らないのでは・・・??

 

「酢橘」の読み方のヒントはコレ!

 ヒント① これは果物ですが、そのままでは食べません。

ヒント➁ イメージは、「緑色のミカン」です。

ヒント③ 「〇だ〇」の3文字です。

 

「酢橘」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「すだち」です!

 

「すだち」は、徳島県の果物で、いわゆる「カボス」とか「ユコウ」と同系統の柑橘系の果物ですね。

 

「橘」は、いわゆる「ミカンの木」となりますが、実はこの「すだち」からは食酢を作るのに使われていたことから、「酢+橘」という漢字になったそうです。

 

「すだち」は、酢に用いられるくらい酸味の強い果物であるので、そのまま食すことはほとんどなく、サンマなどの焼き魚や松茸にその果汁をかけるために使われます。

 

このように主役としては使われない「すだち」ですが、料理に「すだち」が添えられているかどうかで、その見た目も味も、天と地ほどに差を生んでしまうその存在感はさすがの一言ですよね!