漢字読み講座

【「時が化ける」って、タイムマシン??】「時化」という漢字、あなたは読めますか?

漢字はどちらも簡単な「時」と「化」。

 

そのまま読めば「時が化ける」ですので、時間の経過を忘れてしまうほどの何かでしょうか。

それとも、タイムマシンのように時間の流れが変わるような事象でしょうか。

 

意外にも、読めそうで読めない漢字というのはたくさんありますが、「時化」もその一つ。

 

今回は、ただ読むだけでなく、正しい意味も一緒に覚えてしまいましょう!

 

「時化」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇」の2文字です。

ヒント② 海に関係するものです。

ヒント③ この状態になると漁はできません。

 

「時化」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「しけ」です!

 

「時化」とは、台風や強風、突風などの悪天候で波が高く、海が荒れている状態のことです。もちろん、漁師さんにとっては最悪の状況といってもいいでしょう。

 

気象学においては、波の高さが4mを超える場合に「時化」となるようです。

 

ちなみに、対義語は「風が止む」と書く「凪(なぎ)」です。

「凪」は、水面がほんとに静かで、それこそ「時が止まった」ような状態ですが、この「凪」の状態も漁には向かず、海は荒れていても静かでも、魚にとってはあまり良いものではないんですね!