漢字読み講座

「乾蒸餅」「御幣」「腸」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「乾蒸餅」「御幣」「腸」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「乾蒸餅」

「乾蒸餅」という漢字、分割して読めば「乾いた、蒸した餅」になり、イメージではまさに「お煎餅」ですよね。

 

でもあえて「煎餅」という漢字ではなく「蒸した餅」と表現しているところがポイントです。

 

煎餅に近からず遠からずといった「乾蒸餅」、少し難しい問題になりますので、ヒントを参考にしてみてください。

 

ちなみに、「かんぱん」ではありませんよ!

 

「乾蒸餅」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① カタカナで「〇〇〇〇〇」の5文字です。

ヒント② イメージはまさに「乾パン」です。

ヒント③ 「クッキー」とどう違うの?というあのお菓子です。

 

「乾蒸餅」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ビスケット」です!

 

ん?「ビスケット」って蒸して作っているの?と疑問に思った方も多いことでしょう。

 

通常、「ビスケット」といえば、小麦粉を主に使った「焼いた」洋菓子ですよね。

 

でも本来は、焼き菓子というよりも「よく焼いたパン」が由来のお菓子となっており、フランス語で「ビス」は「2回」という意味があるとおり、直訳すれば「2度焼いたパン」になります。

漢字で表現する際に、「パンは蒸すもの」として表現したものと思われます。

 

ちなみに、クッキーとビスケットの違いって明確にはないようで、イギリスではどちらも「ビスケット」と呼び、アメリカではどちらも「クッキー」と呼ぶそうです。

 

「乾蒸餅」は、面白い雑学がたくさん詰まったお菓子ですね!

2問目はこの漢字!「御幣」

「御幣」と書いてなんと読むか分かりますか?

紙幣(しへい)じゃありません。(おへい)でもありません。

一旦お金から離れてみましょう。

さて、「御幣」と書いてなんと読むでしょう?

「御幣」読み方のヒントは?

お正月に見かけた人も多いでしょう。

神を迎える神道の祭祀(さいし)道具のひとつです。

半紙など白い神で作った紙を竹串などに挟んで、ひらひらとさせています。

「御幣」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です。

お正月のお参りの時に見かけただけじゃなく、

家のしめ縄に付いていたと言う人も多いのでは?

もちろん、鏡餅のみかんの下に敷くこともあります。

白だけじゃなく、赤や金、銀などで作られていることもあります。

さあ、なんと読むか分かりましたか?

「御幣」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「ごへい」

です!

 

御幣は神様への捧げ物を献上するための神祭具でしたが、

今では神様のお供えもの、神聖な場所、神そのものの入り口の印であると言われています。

トイレやキッチンに貼っている人もいますね。

ぜひ覚えておきましょう!

最後はこの漢字!「腸」

「腸」の読み方をご存じでしょうか?

今回は「ちょう」以外の読み方を正解とします。

「ちょう」以外の読み方とは言っても、やはり人や動物の体に関係あるような気はしますよね…

さて、あなたには読むことができますか?

「腸」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。(省略して2文字で言う場合もあります)
  2. 内臓のこと。
  3. 激しい怒りを「腸が煮えくり返る」などと表現することも。

以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。

「腸」の読み方!正解は!?

正解は「はらわた」です!

省略して「わた」と読まれる場合もありますよ。

そもそもは大腸のことを「はらわた」と呼んでいましたが、次第に内臓全般を指して言うようになりました。

また「はらわた」という言葉は単に内臓というだけでなく「心」や人の「性根」を指して使われることもあります。

ヒントで紹介した「はらわわたが煮えくり返る」という表現も「はらわた」を人の「心」に置き換えて言う例です。

他にも「はらわたがよじれるほど笑った」「はらわたの腐った奴」などの言い方がありますね。

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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!