パフォーマンスアップ

【リモートワークで座りすぎ問題】座り過ぎで集中力の低下に…→スタンディングがオススメです。

座りすぎがやばい理由
やましろ
やましろ
こんにちは、休養メディア「DO-GEN(どうげん)」を運営している山城(やましろ)です。

この1年、リモートワークやオンラインミーティングが続いて、これまでよりも座っている時間が長くなっている方は増えているはずです。
しかし、近年の研究によって、座る時間が長すぎると集中力や健康に悪影響を及ぼすことが分かっています。

そこで、この記事では「座りすぎの弊害」について詳しくまとめています。

あくまで2019年6月現在の研究結果などが基になっていますが、知っておくだけでも対策しやすいため、参考にして頂ければ幸いです。

座り過ぎが健康に良くない理由

座りすぎの弊害
座りすぎによる弊害
  • 寿命を縮める可能性がある!?
  • 肥満・糖尿病・心臓病などの病気にかかりやすくなる
  • 集中力がや注意力が持続しにくい

まず、座りすぎがなぜよくないのかをまとめました。

研究によって、座っている時間が長いと寿命が縮まったり、肥満や心臓病などにかかりやすくなったり、集中力が持続しにくくなったりといった弊害が起こるという結果が出ました。

下記では、これらの根拠となっている研究結果を解説します。

座りすぎによる弊害についての研究結果

座りすぎについての研究

座りすぎによる弊害を研究した結果を下記にまとめました。主に大学などの研究機関で行われたものです。

それぞれ解説していきます。

座りすぎに関する研究結果1

2010年、サウスカロライナ大学のスティーブン・ブレア教授らは、座り時間が長いほど心臓病による死亡リスクが高いという研究結果を発表しました。

この研究は、8000人の健康な男性を21年間にわたって追跡調査したものです。

座りすぎに関する研究結果2

2012年、シドニー大学のエイドリアン・バウマン教授らは、1日に11時間以上座っている人は、どれだけ運動をしていても3年以内に死亡するリスクが40%高かったと報告しています。

この研究は、22万人の対象者を3年間調査したものです。

座りすぎに関する研究結果3

こちらは研究のソースが不明なのですが、メンタリストDaiGo氏の「超集中力」という本に記載がありました。

15分以上座っていると、認知能力と集中力が低下し、作業効率が落ちていくという研究結果が出ました。

また、1日に6時間椅子に座る生活をしていると、日常的に運動していても15年後に死亡するリスクが1日3時間しか座らない人に比べて40%増えるという結果も出ました。

座りすぎの弊害が起こるのはなぜ?

なぜ座りすぎがだめなのか
座りすぎによる弊害が起こる理由

座ると、脂肪の燃焼に関係する酵素の働きが止まってしまうから

私たちの体内には、LPL(リポタンパク質リパーゼ)という酵素があり、LPLは脂肪燃焼を助ける働きをしています。

しかし、長時間座り続けていると筋肉の収縮がなくなるため、このLPLが働かなくなってしまいます。

LPLがはたらかないということは新陳代謝が悪くなってしまうため、肥満や糖尿病のリスクが高まります。

また、「座位行動」研究の第一人者のネヴィル・オーウェン博士は

「長時間座り続けると、脚にある大きな筋肉が働くのをやめてしまいます。
体にあるいくつもの重要なスイッチがオフになってしまうのです。」

と述べています。

私たちが座っている時間はどれくらい?日本人座りすぎ説も

日本人の平均の座っている時間

統計によると、日本人は1日あたり平均9.3時間を座って過ごしていると報告されています。

また、日本が最も1日で座っている時間が長いという調査結果も出ています。

オーストラリアでは、政府が仕事中でも2時間以上立ち上がることを推奨しており、政府と国民が一体となって座りすぎを回避しようとする動きが高まっています。

小学校でも、1日最低30分は立って過ごすようにしている学校もあり、以前より子どもたちの集中力が増したという声もあります。

日本のオフィスでは、基本的に1日中座りっぱなしが多いので、スタンディングデスクや立ち会議などを導入することでパフォーマンスをアップできる可能性も高いです。

【解決策】15分に1回立ち上がる or 立ちっぱなしで仕事したらどうか

立ちっぱなしで仕事すると良い

15分に1回立ち上がると脳に新しい刺激が伝わり、集中力を持続させることができると言われています。

立ち上がった際に、冷たい水で手を洗ったりするとさらにスッキリできます。

また、メンタリストDaiGo氏は、「座り仕事中に15分に1回立ち上がるのもいいですが、それなら最初から立ちっぱなしで仕事をしたらどうか」とスタンディング仕事を提案しています。

外資系企業では立ちながら行う会議を取り入れたところ決断スピードが早まったという報告があり、これは非常に理にかなってると言えます。

立っていると、第2の心臓といわれるふくらはぎに刺激がいくため血流が改善することもメリットです。

やましろ
やましろ
僕も基本的にはスタンディング状態で仕事をすることが多く、座りの時と比べて圧倒的に集中力が続くのを実感しています。

あと、腰痛と肩こりがかなり緩和されました。

やはり座りっぱなしは腰や首や肩にもよくないと思います。

私のスタンディング環境に関してはこちらでご紹介しています。

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座りすぎについてまとめ

座りすぎについてまとめ
  • 座りすぎると寿命が縮まったり、肥満などにつながる可能性がある
  • 日本人は比較的座っている時間が長い
  • 立ったほうが認知能力・集中力・判断力が大きく向上することが研究で明らかになっている
  • 立ち仕事の方が姿勢も良い状態になりやすい
  • 立ったまま仕事をすると、ふくらはぎがよく動くので血流がよくなる

座りすぎについてまとめると、上記のようになります。

「座った状態が長い時間続くと、血流に悪影響を及ぼして集中力の低下などにつながりやすい」という研究結果が出ています。

もちろん、立った状態をずっと続けるのも足に負担がかかるため、全く休まずに立ちっぱなしというのはおすすめできません。

しかし、私も実践しているのですが、基本スタンディングの状態で仕事をし、疲れたら座って少し休むというスタイルは集中力が持続しやすくおすすめです。

もし取り入れられるオフィスがあれば、ぜひスタンディングを取り入れてみて下さい。社内の1スペースにスタンディングデスクが1つあるだけでもかなり違ってくると思いますよ。

ABOUT ME
山城(やましろ)
DO-GEN編集長の山城です。 脳科学を用いて仕事のパフォーマンスアップをするのが好きです。 よろしくお願いします。