今日の難読漢字は
「蕗の薹」
「頗る」
「佇む」
「競る」
「点てる」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「蕗の薹」
「蕗の薹」の読み方をご存知でしょうか?
もちろん「みちのむろ」や「ろのしつ」ではありません。
と言われても「蕗」も「薹」も、ほとんど使われることのない漢字なので、知らない方にはさっぱり分からないかも知れません…
さて、あなたには読むことができますか?
「蕗の薹」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 植物の名前です
- 1月が旬で天ぷらにすると美味
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「蕗の薹」の読み方の読み方!正解は!?
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/12/min006-seikai.jpg)
正解は「フキノトウ」です!
よく耳にする、ポピュラーな植物ですが、漢字にするとかなり難しいですね。
フキノトウはフキの若い花茎(かけい)です。
花茎とは、葉を付けずに花だけを茎(クキ)に直接つける茎のことで、ユリ科やケシ科などに見られます。
ヒントで紹介したように、旬は1月です。
春の訪れを告げるフキノトウは独特の苦みや香りが特徴で、天ぷらをはじめ、お浸しや佃煮にしても美味しいですね。
2つ目の漢字は「頗る」
「頗る」
なかなか見かけないこの漢字。
言葉自体は聞いたことがあるはずなのですが…
あなたは正しく読めますか?
「頗る」読み方のヒント!
「頗」は、他の熟語ではあまり使われない漢字。
一番使われているのが「頗る」という訓読みの使い方です。
「頗る元気」「頗る迷惑」
などは、会話の中でも頻繁に使われています。
さて、読めるでしょうか?
「頗る」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「すこぶる」
です!
「頗る」は、
「程度がはなはだしいさま。非常に。たいそう。」
という意味を持ちます。
わかりやすく言うと「とても」や「すごく」
英語の「very」とも同じ意味の言葉です。
ビジネス上の会話では
少し固めの言葉である「頗る」を使った方が、
場面に合う感じがしますよね。
発展させた言葉として
「頗る付き」という言葉もあります。
読み方はそのまま「すこぶるつき」と読みます。
「頗るという言葉を付けて言うほどずば抜けていること」
という意味。
「頗る付きの名品」など、最上級の褒め言葉として使われます。
漢字は見慣れないけれど、聞いたことがある!
という方も多かったのではないでしょうか。
頗る使いやすい言葉だと思うので、
読めなかった方も、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
3つ目の漢字は「佇む」
「佇む」
あまり見たことのない不思議な漢字ですよね。
送り仮名も「む」と、なんだか見慣れない…
さあ、あなたは正しく読めますか?
「佇む」読み方のヒント!
貯金の「貯」という字の左側が違うだけなので
「ちょむ」
と読んでしまった方もいるのでは?
実は「佇」の一文字だと「ちょ」と読むのは正しい読み方。
ですが、訓読みだと別の読み方になるんです。
「窓際に佇む」
などで使われますよ。
さて、読めるでしょうか?
「佇む」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「たたずむ」
です!
「佇む」は、
「しばらく立ち止まり、じっとその場にいること」
という意味を持ちます。
「窓際に佇む」というと
「窓際にじっと立っている様子」を表しています。
ほかにも
「木陰に佇む」「道端に佇む」など
文芸作品では比較的よく見かける言葉です。
また、素敵なお家や隠れ家レストランを紹介する際に
「閑静な住宅街に佇む〜」なんて表現をすることもありますね。
ただ「立つ」と表現するよりも雰囲気のある言葉なので、
小説を読むのが好きな方は、よく見かける漢字かもしれません。
一度聞いてしまえば、とても覚えやすい言葉。
読めなかった方も、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
4つ目の漢字は「競る」
「競る」の読み方をご存知でしょうか?
「きそる」と読むのは間違いなので、注意してくださいね。
誰でも知っている簡単な漢字なのに、なかなか読みにくい…
さて、あなたには読むことができますか?
「競る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です
- 意味は、他に負けないように競い合うこと
- 「ランナーはゴール直前まで競り合った」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「競る」の読み方!正解は!?
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/12/min002-seikai.jpg)
正解は「せる」です!
「せる」の基本的な意味は、ヒントでも紹介したように、競い合うことですが、他にも以下の2つの意味を持ちます。
- 競売で、高値をせり合うこと
- 行商が声を上げて売りながら歩くこと。もしくは、行商を行うこと
「せる」という言葉は、とくに勝負事で使われる場合が多いようです。
「せる」は「糶る」と表記することもできます。
意味は「競る」と同じく、高値を競い合ったり、勝負で勝つために競い合うことです。
5つ目の漢字は「点てる」
「点てる」の読み方をご存知でしょうか?
「点」という字は小学校2年生で習う超基本的な漢字なので、日本人で知らない人はまずいないはず。
しかし「点てる」は読めない…
そんな方もきっと多いに違いありません。
さて、あなたには読むことができますか?
「点てる」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇てる」の3文字
- お茶を点てる
- 「野点」は何と読む?
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね
「点てる」の読み方!正解は!?
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/12/min004-seikai.jpg)
正解は「たてる」です。
ヒントの3番は「のだて」と読みます。
「野点(のだて)」は、野外でお茶をたてたり、野外で行う茶会のことです。
しかし「点(た)てる」という字を使うのは抹茶の場合だけで、コーヒーや麦茶、煎茶などには使いません。
なぜ抹茶の場合だけ「点」という字を使うのでしょうか?
その理由は抹茶のたて方にあります。
抹茶をたてる際には粉末の抹茶を少し器に入れて、少量のお湯を注いで茶筅(ちゃせん)で泡立てます。
「点」という字には「点眼」「点滴」のように「少量の」という意味があるため、抹茶を立てる場合は「点てる」という字が使われるのです。
漢字は本当に、面白くて深いですね…
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!