今日の難解漢字は、
「四十物」
「円規」
「然も」
「戯言」
「欺瞞」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「四十物」です!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/04/aimono.jpg)
「一」と書いて「にのまえ」のように、漢数字にはどうにも不思議な読みをするものが一定数存在しているようです。
今回紹介する「四十物」もその一つ!
「しじゅう」と書きますが、まったく異なる読み方をします。
「四十物」読み方のヒントは?
「四十物」は全部でひらがな4文字!
「〇〇〇〇」と読みます。
「物」はそのまま「もの」と読むので、「四十」にあたる部分の読み方を考えることになります。
「四十物」自体には、鮮魚と乾魚とのあいだの物で、干魚などを塩で処理した海産物のことを指します。これがヒントです。
おわかりでしょうか?
「四十物」の読み方、正解は……
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/04/貍「蟄苓ィ倅コ区枚荳ュ逕サ蜒十4215416_m.jpg)
「四十物」の正解は……
「あいもの」です!
「四十」の部分を「あい」と読ませることには諸説由来があります。
もっとも有力なのは、当時、鮮魚と干魚のあいだのもの=「あいもの」の種類が40種類あったことから「四十物」と当てた説です。
後に「四十」の部分が「あい」だろうと解釈され、現在では「四十川(あいかわ)」や「四十谷(あいたに)」などの新しい名字も生まれたようです。
「四十物」さんは現在富山県を中心に、兵庫や石川県などにも住まわれています。
2つ目の漢字は「円規」です!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/08/konpasu-e1628303537790.png)
「円」に「規律」の「規」と書く「円規」。
普段、あまり見ない漢字ですし、音読みしても「えんき」で、想像がつかないですね。
今回の漢字の読み方はかなり難しいですが、それぞれの漢字の意味から推測すれば、もしかして正解にたどり着けるかもしれませんよ。
ヒントも参考に、「円規」の読み方を考えていきましょう!
「円規」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 通常、カタカナで書き、「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント➁ 小学校高学年にもなれば、必ず学校で使う文房具です。
ヒント③ ずばり、「円」に関係します。
「円規」の読み方の正解は・・・・?
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/08/maru_gazo.jpg)
正解は、「コンパス」です!
言わずと知れたコンパスは、漢字で書くと「円規」。
「円規」は、ずばり円を描いたり、線分の長さを移すのに用いる文房具ですね。
2本の脚がついたような道具で、1本の先端には針が、もう片方には鉛筆がセットできるようになっていて、初めて学校で配られたときにはワクワクしたのを覚えています。
もともと、「コンパス」の語源は昔のオランダ語の「kompas」でしたが、現代のオランダ語では「方位磁針」のことです。
そのため、本来の用途は円を描くための道具ではなく、海図などで重宝する「現在地とそこから等しい距離を維持して進む」ためのものであったことが分かりますね!
3つ目の漢字は「然も」です!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/10/shikamo.png)
今回の漢字クイズで出題するのはこちら。
「然も」という漢字、読むことができますか?
「自然(しぜん)」の「然」や「天然(てんねん)」の「然」と同じ漢字ですが、もちろん読みは「ぜんも」でも「ねんも」でもありません。
一見難しいですがじっくり考えてみると分かるかも…?
ぜひ考えてみてください!
「然も」の読み方のヒントは?
この「然」という漢字ですが、「ゼン」「ネン」以外の読み方をご存じでしょうか?
中学校や高校で習った漢文を思い出してみてください。
人によってはかなり昔の記憶になってしまうかもしれませんが、その際に習った「然」の読み方を思い出してみてください。
「然も」読めるような気がしてきませんか?
正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/04/4247942_m.jpeg)
正解は…
しかも
でした!
念のため説明しておくと、「然も」は「そのうえ、そのような状態に加えて」という意味を持つ接続詞です。
そう、私たちが普段使う「しかも」です。
わざわざ漢字で書くことはないかもしれませんが、ぜひこの機会に覚えてみてくださいね!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
4つ目の漢字は「戯言」です!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2022/01/2e80e6bed27b1277b8c8a78203e4607e.png)
「戯言」と書いて、(たわごと)と読みます。
しかし、他にも読み方があります。
「戯言」で主に読まれているのは(たわごと)と、もうひとつの読み方です。
読み方によって微妙に意味が変わってきますが、
いつもはどちらで読んでいますか?
「戯言」の読み方のヒントはコレ!
(たわごと)という時は、どちらかというと人から言われる怒りの言葉です。
いい加減な事ばかりで皆を振り回したりしていると、
「戯言(たわごと)を言うな!」
と人に怒られます。
しかし、もうひとつの読み方はどちらかというと、
好意的な意味合いで使われます。
「子ども達が戯言を言っている」
など、微笑ましい感じですね。
「戯言」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
もうひとついうと「〇〇ごと」です。
さあ、もうわかりましたか?
「戯言」の読み方、正解は・・・
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/12/question04-1.jpg)
正解は・・・
「ざれごと」
です!
どちらも同じ、どうでもいいことを言っている事を指していますが
(たわごと)というと怒りの感情が見えますが、
(ざれごと)というと微笑ましい感じがしますね。
また、使われる頻度は少ないですが、(ぎげん)(たわこと)とも読みます。
ぜひ、覚えておきましょう。
5つ目の漢字は「欺瞞」です!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2022/03/toi_kanji_045.jpg)
「欺瞞」
難しい漢字ですが、
政治のニュースやビジネス書などではよく出てくるこの言葉。
あなたは読めるでしょうか?
「欺瞞」読み方のヒント!
「欺瞞」
ヒントとして、一文字読み方をお教えします!
「欺」の方は「詐欺」の文字にも使われる
「ぎ」と読む漢字です。
では一体「瞞」は何と読むでしょうか…
さて、あなたは読めますか?
「欺瞞」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「ぎまん」
です!
欺瞞は
「あざむき、だます」という意味の言葉です。
「欺瞞に満ちた会話」
「保身のために欺瞞する」
などの例文があります。
意味はそのまま、
「だましあいの多い会話」
「保身のために(周りを)あざむき、だます」
となります。
あまり良い言葉ではありませんよね…
「詐」の字は「あざむく」という読み、
「瞞」の字は「だます」という読みを持つため
二つ合わせることで、「あざむき、だます」という言葉になっているんですね。
人に対してだけ使う言葉ではなく、
「自己欺瞞」など、自分に対して使う場合もあります。
こちらは「自分の本心や良心と真逆の行動を取ること」や
「良心に反した行動を正当化すること」などを指します。
ちょっと難しい言葉ではありますが、
意識をするとさまざまな場面で使われているこの言葉。
ぜひ読み方も意味もしっかり覚えて、使いこなしましょう!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!