枕(まくら)

【枕(まくら)】高反発と低反発の違いって?高反発枕のおすすめの選び方5選

高反発枕(まくら)の特徴と選び方

「高反発枕と低反発枕の違いって何?どっちが良いの?」
「高反発まくらの選び方を知りたい!」
「高反発枕にはどんな特徴があるの?」

この記事を読まれているあなたは、上記のようにお悩みかもしれません。

枕について調べると、「高反発枕が良い!」、「低反発枕が良い!」とどちらも出てきて迷ってしまいますよね。

ということで本記事では、高反発枕と低反発枕の違いと、高反発枕の選び方について紹介していきます

枕選びで迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

高反発枕と低反発枕の違い|それぞれの特徴を解説

高反発枕の特徴
  • 反発力が高く、寝返りが打ちやすい
  • 通気性が良く、蒸れにくい
  • 頭の形にフィットしづらい。頭が収まりがが悪い
  • 高反発すぎて体圧分散しづらいものもある
低反発枕の特徴
  • 反発力が低く、沈み込んで寝返りが打ちづらい
  • 通気性が悪く、蒸れやすい
  • 頭の形にフィットしやすい
  • 体圧分散しやすいものが多い

高反発枕と低反発枕の主な特徴の違いは上記のようになりました。

高反発枕は、その名の通り反発力が高いため寝返りが打ちやすいです。

“反発力が高い“とは、頭を乗せた箇所が沈み込まずに押し返してくるような状態のこと。

しかし、物によっては反発力が高すぎて体圧分散がうまくできない枕もあります

さらに、枕が頭の形に全くフィットせず、首に負担がかかり続けるなんてリスクも考えられるでしょう

ただ、低反発枕のように「枕に頭が沈み込んで寝返りが打てない」、「通気性が悪すぎて不衛生」、などといったリスクは避けることができます。

ということで、高反発枕のメリットとデメリットは上記のようになりました。

では、上述のデメリットが起こる高反発枕を選ばないためにはどうすれば良いのでしょうか?

下記で、高反発枕選びで失敗しない方法を5つ紹介していきます。

高反発枕の選び方5選

  • 寝返りのしやすさ
  • 首とのフィット感
  • 寝姿勢とのマッチ
  • 通気性の良さ
  • 洗濯の可否

高反発枕を購入する際は、上記5つを判断基準にして選ぶと良いでしょう。

それぞれ詳しく説明していきます。

高反発枕の選び方①:寝返りのしやすさ

高反発枕を選ぶ際は、寝返りが打ちやすい形状かどうかを確認しましょう。

高反発素材とはいえ、形状によっては寝返りの打ちづらい枕もあるからです。

例えば中央部分だけ高さが低くなっている枕など。

中央部に凹みのある枕は、頭の位置が固定されすぎて寝返りを打ちづらいことが多いです。

そして、寝返りを打てないと腰痛が起こりやすくなります。

背骨の出っ張り部分である腰部に長時間体圧がかかり続けることによって、腰の筋肉が凝り固まったり、腰回りの血管が圧迫されて血流が悪くなったりするからです。

実際に、2015年6月2日のテレビ朝日系列『みんなの家庭の医学』では、「一晩での寝返り回数2回の腰痛患者が枕を変えた結果、寝返り回数が13回まで増加し、腰痛が改善した(腰痛が原因で夜中に起きることが無くなった)」との内容が放映されました。

このように寝返りは腰痛と深い関係があるため、高反発枕を購入する際もしっかりと寝返りが打ちやすい枕かどうか試してから購入することをおすすめします

高反発枕の選び方②:首とのフィット感

高反発枕は、購入前に首とのフィット感を確かめておきましょう。

質の悪い高反発枕はとても硬く、首とまったくフィットしない可能性があるからです。

首が枕につかず隙間ができたままになると、睡眠時間中ずっと頭の重さを首だけで負担することになります。

首は日中も頭の重さを支え続けているため、寝ている間も頭を支えるとになると休まる暇が全くありません。

首の筋肉にずっと力が入ったままだと、筋肉疲労から来る首痛や、血管の圧迫が原因の頭痛に悩まされやすくなってしまいます。

ですから、首が浮かずに枕にフィットするかどうかを購入前に試すことが高反発枕選びの際には重要なポイントとなります。

高反発枕の選び方③:寝姿勢とのマッチ

高反発枕の形は、あなたの寝姿勢に合わせたものにすると良いですよ。

寝姿勢に合わない枕を使うと寝つきが悪くなるからです。

具体的には、下記の通り。

  • 仰向き寝:首とベッドマットレスとの角度が5度になる枕
  • 横向き寝:体が一直線になる高さの枕

厚生労働省のe-ヘルスネットによると、仰向きの寝姿勢においては、首とベッドマットレスとの角度が5度になる枕を使うのが適切だとされています。そのとき、枕の高さは大体1~6cm程度になるはずです。

横向き寝をする方の場合、額から鼻、あご、胸までのラインがほぼ一直線になる且つ、ベッドと平行になるような姿勢を取れる枕を使うのが理想的です。

友人や家族と一緒にお店に行き、角度や高さ、体が一直線になっているかなど確認してもらうと良いでしょう。

また、枕は使用していくうちにへたっていくものなので、自由に高さ調整ができる枕を選ぶと良いですよ。

そうすれば、高さに微妙なズレが生じても、すぐに調整してベストな寝姿勢を保つことができるはずです。

参考:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-01-003.html

高反発枕の選び方④:通気性の良さ

高反発枕選びで重要なのは、枕の通気性の良さです。

通気性の悪い枕だと、寝苦しさから夜中に目覚めやすくなるからです。

基本的に高反発の枕は低反発の枕に比べて蒸れにくい素材のものが多くなっています。

ただ、高反発枕の素材として主流である高反発ウレタンは通気性の良さではあまり優れていません

特に寝苦しさで悩んだことのある方は、高反発ラテックスや高反発ファイバーなど、通気性の良い素材を選ぶようにしてください

高反発枕の選び方⑤:洗濯の可否

高反発枕購入前には、洗濯できるかどうかを見ましょう。

洗濯できない枕には雑菌が溜まりやすく、肌荒れの原因になり得るからです。

特に下記の方は洗濯できる枕を選ぶと良いでしょう。

  • 皮脂の多い方
  • 多汗の方
  • 皮膚のお悩みがある方
  • 肌荒れが気になる方
  • お子さま

皮脂や汗が多い方の場合、洗濯できない枕を使うと黄ばみが発生したり汗の臭いが染みついたりしやすくなります。

また、皮膚のお悩みや肌トラブルの原因が枕の雑菌ということも考えられます。

肌荒れや黄ばみ、臭いなどが特に気にならない方の場合は洗濯できない枕でも問題ないですが、少しでも気になる方は洗濯できる枕を選んで損はないでしょう。

枕を洗濯することで、長年のお悩みが解決するかもしれません

高反発枕についてまとめ

高反発枕についてまとめ
  • 高反発枕のメリットは、寝返りを打ちやすい点と蒸れにくい点。
  • 高反発枕のデメリットは、首にフィットしないリスクがある点と、体圧分散に優れないものもある点。
  • 店頭で寝心地を試せば上記のようなデメリットのある高反発枕を選ばずに済む。
  • 高反発枕を選ぶ際は、「寝返りのしやすさ」、「首とのフィット感」、「寝姿勢とのマッチ」、「通気性の良さ」、「洗濯の可否」の5つを判断基準にすると良い。

高反発枕についてまとめると上記のようになりました。

低反発枕のメリットと比較し、あなたに合った枕をお選びください。

高反発枕を購入する場合、本記事で紹介した5点を基準に選べば寝心地の良い枕を選ぶことができますよ。

この記事が、高反発枕の特徴や選び方について知りたい方の参考になれば幸いです。

また、DO-GENではおすすめの枕についてもご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

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