海外で話題になっている「muse」という脳波計つきマインドフルネス瞑想アプリをご存知でしょうか?一般向けの脳波測定としてはかなり高性能と言われており、マサチューセッツ工科大学などでも実験に使われている脳波測定デバイスです。
museをつけてマインドフルネス瞑想すると、リラックスできた瞬間に鳥の鳴き声で教えてくれるのですが、この度最新機種の「muse2」を購入して瞑想してみたので解説します!
「muse2がどんな感じなのか気になる!」という方や、「瞑想で脳波測定したらどんな感じになるのか気になる」という方の参考になれば嬉しいです。早速解説していきます!
目次
muse2脳波計で出来ることについて先に解説

museは、脳波を測定できる装置です。脳波の測定装置は「EEG」とも呼ばれており、いわゆる脳波計です。
マインドフルネス瞑想を行うときにmuseを頭に装着すると、リラックスした瞬間に鳥が「チュンチュン」と鳴いて教えてくれます。もしリラックスしていないと、ずっと砂嵐の音が「ザー」と鳴っているだけです。
もちろん数百万円するような脳波測定装置には敵わないと思いますが、私たちが使った感覚や、他の人の口コミも見ていると比較的正しく脳波を測定しているように感じます。(睡眠時には反応しない、お酒を飲んだときはリラックスしていると判定されないなど)
また、museの脳波測定技術は、NASA、UCL(ロンドン大学)、MIT(マサチューセッツ工科大学)など、多くの機関で脳研究に使用されていると公式サイトに記載がありました。
瞑想をうまくできているのか知りたい方や、本当にマインドフルネスがうまくできているのか知りたい方にはとてもおすすめの機器です。
muse2脳波計を使った口コミ
弊社の代表ワタナベに、muse2を使って実際にマインドフルネス瞑想を試してもらいました!
動画が見れない方のために、写真でも解説してきますね。

まず、スマホアプリで初期設定をします。
スマホアプリは、「muse: brain sensing」と検索すると出てきます。
無料で使用できます。

muse2が正しく装着されると、左上のスマホ画面のように脳波測定テストが始まります。
髪の毛などが間にあると、うまく測定できないため、なるべく避けるようにして装着します。

1分ほどで測定が完了し、進み具合が100%になります。
このとき、リラックスして目を閉じていないと測定が進まないようで、リラックスしておくことが大事です。

測定が終わると、しばらくイントロダクションで説明がありますが、英語で話されるので飛ばしてしまって良いと思います。。。

マインドフルネス瞑想開始です!
始める前に時間を選べるのですが、今回は3分で設定しておきました。

マインドフルネス中にちゃんとリラックスできると、その瞬間に鳥が「チュンチュン」と鳴いて教えてくれます。
果たしてどれくらい鳥が鳴くのでしょうか!

と、思いきや・・・
鳥が全然鳴きません・・・・
しばらく様子を見ます。

やっと鳥が鳴いてくれました!

3分経ち、マインドフルネス完了です。
時間内でどのくらいリラックスできていたのか、グラフで可視化することができます。

鳥は3分で4羽だけでした。。。(※キャプチャを撮り忘れてしまい、上記画像では12匹になっています。)
最初はなかなか難しいと思います。ちなみに慣れてくると、3分で20匹以上チュンチュン言わせることができます。

感想を聞いてみました。

瞑想自体は非常に気持ちいいんですけど、鳥が鳴くかどうかという部分が途中から気になってしまって、逆に鳥が鳴かなくなってしまったのかな・・・と思いました。
面白いので続けてみたいと思います。
muse2脳波計を使ってわかったメリットとデメリット
muse2を実際に使ってみて、分かったメリットとデメリットについてまとめました。
それぞれ解説していきます。
muse2のデメリット
- 値段が高い
- 最初の設定に若干時間がかかる
- 説明が英語しかない
muse2のデメリットとしては、価格が高いという点にあります。
249ドルなので、2019年5月時点で27,303円です。さらに、海外からの発送なので送料が25ドル=2,741円と、関税が2,080円かかりました。合計で32,124円です。
また、メールしたところ、「今の所日本向けの販売は考えてない」という返事をもらい、現状では英語の公式サイトから買うしかない状況です。(旧museならamazonでも買えます。)
ただ、通常の脳波計を買おうとすると、例えば「Emotiv」というメーカーの脳波計は20万円前後と非常に高額なので、一般向けの脳波計としてはmuse2はリーズナブルなのかもしれませんね。
muse2のメリット
- 本当にリラックスできているか可視化される
- マインドフルネス瞑想が上達する
- 続けると集中力や意志力が高まる
muse2の最大のメリットとしては、マインドフルネス瞑想が上手くできているかを可視化できる点にあると思います。
瞑想をしていても、本当にうまくできているのかはなかなか分かりづらいと思います。
しかし、museは脳波を測定してリラックスしているかを判定してくれるため、使い続ければ価格以上の価値はあるのではないかと思います。
また、museがあれば瞑想を続けるキッカケにもなりますし、瞑想は続けると集中力や意志力が高まるという研究結果も出ています。
3万円ちょっとでここまでしっかり脳波を測定できるデバイスは現状では他にないため、マインドフルネス瞑想をしっかり行いたい方や、正しくできているのか知りたい方にはおすすめですよ。
muse2を買うときの注意点

muse2を買う際の注意点として、関税かかるという点が挙げられます。
1つ前の「muse」であればamazonでも買えるので関税はかからないのですが、「muse2」は今の所amazonなどでの扱いがないため、海外の公式サイトで買うしかない状況です。
そこで、海外の公式サイトで買うと、海外からの直送になるため関税がかかります。今回買った時は2,080円の関税がかかりました。
内訳は
- 輸入関税:1,000円
- 立替納税て手数料:1,080円
でした。
これは荷物が届いて受けとるときに支払うので、着払いのような感じになります。これに加えて送料が2,700円ほどかかるため、知っておいて下さい。
「muse」と「muse2」の違いは?
muse | muse2 | |
脳波測定 | ![]() |
![]() |
心拍数測定 | ![]() |
![]() |
加速度センサー | ![]() |
![]() |
呼吸測定 | ![]() |
![]() |
1世代前の「muse」は脳は測定だけでしたが、今回の「muse2」は脳波、心拍数、加速度(身体の動き)、呼吸が測定できます。
まず、共通のものとして、「muse」と「muse2」では、マインドフルネスでうまくリラックスできているかを測定し、うまく行っていれば鳥の声で知らせてくれます。
また、muse2だけの機能としては、
- 身体の基盤のバランスが整っているかを鐘の音で知らせてくれる
- 心拍数を測り、どのくらいの心拍数になっているのかをドラムの音で知らせてくれる
- 呼吸の最適なスピードを教えてくれて、どのような呼吸になっていたかを測定してくれる
といったものがあります。
muse2が海外から届いて開封した口コミレビュー

海外の公式サイト(https://choosemuse.com/muse-2/)で買ったため、海外から直送で届きました。
ゴールデンウィーク直前に頼んで、休み明けに届いたため、1週間ちょっとで届きました。

ダンボール箱を開けました。muse2のパッケージです。

側面にはmuse2を装着している画像が載っています。ちょっと不思議な感じですね。。。

箱を開けました。このように入っていました。

こちらがmuse2の本体です。
側面に、新品を示すシールが貼ってあるのでこちらは剥がしましょう。

こちらはおでこに当たる部分です。
この金属部と、耳にかける部分で脳波を測定しています。

別角度の写真です。
おでこにフィットするように設計されています。
サイズは調節できるようになっており、頭の小さい人でも大きい人でも問題なく使えます。

耳にかける部分です。ここの耳に当たる部分も読み取り部になっているため、ここに髪の毛が挟まるとうまく測定できません。
耳の部分も直接肌に触れるように装着する必要があります。
【2020年1月10日追記】muse2のクーポン&割引について

参考までにmuseを安く買う方法を。。。
海外公式サイトではmuse2をカートに入れるのに会員登録するのですが、カートに入れたまま3日ほど放置しておくと15%オフのクーポンが届きました。
いわゆる「カート落ち」と呼ばれる離脱対策だと思いますが、これにより4,000円ほど安く買うことができます。けっこうデカイですね。
ずっとこのクーポンが届くかは微妙なのですが、2019年5月時点では使うことができたのでシェアしておきます。
※2020年1月10日追記
現在もクーポン使えるとコメント欄で共有頂きました!Rayさんありがとうございます(^^)
【2020年1月10日追記】museシリーズの新商品「muse S」について

2020年1月になり、museから新商品情報のメールが来ていました。
「muse S」というヘッドバンド型のデバイスで、マインドフルネスに加えて睡眠導入にも使えると記載があります。
muse2と比べると装着の快適さがアップしているようですが、muse2が220ドルに対してmuseSは349ドルと1万円以上高いので、どちらが良いのか迷いどころではありますね。。。
睡眠時にも使いたいのであれば、museSの検討もアリかなとは思います参考にして頂ければ幸いです。
muse 2と他のマインドフルネス瞑想アプリを3つの項目で比較!
日本語対応 | 無料で使える度 | 口コミ評価 | |
muse2 | ![]() |
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muon | ![]() |
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Relook | ![]() |
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meisoon (メイスーン) |
![]() |
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寝たまんまヨガ | ![]() |
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meditopia | ![]() |
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cocorus | ![]() |
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Relax Melodies | ![]() |
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headspace | ![]() |
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calm | ![]() |
muse2と、他のマインドフルネス瞑想アプリを「日本語対応」「無料で使える度」「総合評価」の3つの項目で比較しました。
muse2は日本語対応していないため、使いづらさを感じる方が多いかもしれません。なので、使い方がわからない場合は実際に使って見た動画を参考にしてみてください!
値段は少ししますが、口コミ評価も高く、ここまできちんと計測できるのはmuse2だけなので、マインドフルネスをしっかり行いたい方にはイチオシです!
また、マインドフルネスが初めての方、無料で楽しみたい方には、Relookやmeisoonは無料で使える音声が多く、寝たまんまヨガは口コミ評価も良いためおすすめです!
muse2脳波計のまとめ
- muse2では脳波を測定できる
- 脳波測定できる一般向けのデバイスの中ではかなり信頼度が高い
- リラックスできていると鳥が鳴いて教えてくれる
- マインドフルネス瞑想が本当にうまくできているか知りたい人におすすめ
- 最初は意外と難しい
- 海外からの直送しか買えないので関税などがかかってしまうのが難点
- 価格も高めだが、普通の脳波計は20万円くらいするので割安ではある
muse2についてまとめると、上記のようになります。
マインドフルネス瞑想のときの脳波を測るというのはなかなか面白いですし、「瞑想やってるけど本当にうまく出来てるか知りたい」という方にはおすすめできると思います。
値段が高いのはネックなので、そこは予算と相談ですね。。。心拍数や呼吸が測定できなくても良い方は、muse1は149ドル=17,000円弱なのでそちらでも良いかもしれません。
amazonでmuse1の並行輸入品が24,000円ほどで売っていますが、関税と送料合わせて4000円ちょいなので海外の公式で買った方が今は安いですね。
脳波計のmuse2について解説してきましたが、なにか質問などありましたらコメント頂ければ分かる範囲でお答えさせて頂きます!
