マットレスの買取はどこでできる？相場はどれくらい？

中古マットレスの処分に困っている時、良い値段で買取してもらえるとありがたいですよね。

マットレスは、他の家電や家具などと比較すると「新品の需要が高い」カテゴリの商品なので、一旦、人の手に渡ってしまうと、綺麗に使っていても安価での取引になったり、買い手が見つからない場合もあります。

ただし、有名ブランドの高級マットレスとなると、中古品でもかなりの高値で取引されているんですよ。

本記事では、中古でも高値で取引されるおすすめマットレスを解説し、また、買取業者の賢い選び方についてもご紹介します。

中古マットレスの処分に困っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

中古マットレスは買取してもらえる？

そもそも「中古マットレスは売れるのか？」というのが一番気になるところですよね。

結論から言うと、「新品や未使用に近い状態であれば問題なく売れる」と言えます。

マットレスは直接肌に触れるものなので、中古買取とは相性があまり良くありません。
新しいマットレスを購入して自分に合わなかった場合は、それ以上マットレスの価値を落とさないために使用は控えて、1日でも早く売る準備に入りましょう。

また、ある程度の使用年数のあるマットレスでも、状態が綺麗で、シモンズやフランスベッド、テンピュールなど高級ブランドメーカーのマットレスであれば高値で取引される場合もあります。

無印やニトリ、IKEAのマットレスや通販購入のノーブランド品など比較的安価なマットレスの場合は、新品の価格帯が安いので新しく買った方が良いと考える人が多く、残念ながら売れない可能性が高いです。また、売れたとしても安値での取引になる事が多いです。

ただし、問題は【中古マットレスは処分が大変！】という点です。粗大ゴミや廃品回収でお金を払って処分するぐらいであれば、無料で誰かに譲ったり、安値であっても買い取ってもらいたいと思うのが人情ですよね。

売れるマットレスの特徴や買取相場を把握して、手元のマットレスの買取が可能かどうか見ていきましょう。

買取できるマットレスの特徴

中古でも買取されているマットレスの特徴を、ポイントを絞って詳しく説明します。

売れない可能性がある場合でも、ネットオークションやフリマアプリなどに出品して反応を見てみるのも良いですね。

マットレス買取時は使用年数が重要

毎日の睡眠時間を考えてみると、実際にかなりの長時間、マットレスは人の肌に触れ続けています。

敷パッドやシーツを重ねて清潔に使っていても、人によっては「マットレスは断固として中古は買わない！」という考えの方もいます。

また、使用年数が長ければ長いほど劣化やへたりが進むので、使用年数が長いものは買取できない場合があります。マットレスのタイプにもよりますが、来客用のマットレスでクローゼットに収納していたものなど、実際の使用回数についても少ない方が有利です。

買取の際には、査定基準として使用年数の長さが一番重要になってきます。

マットレスの状態によって買取できるかどうかが決まる

また、使用年数に加えて、マットレスの状態も査定においては重要な要素です。

例え半年程度の短い期間の使用であっても、珈琲などドリンクをこぼしたシミがあったり、毛羽立ちやへたり、汚れが目立つものは買取価格が一気に下がってしまうことも。

マットレスは清潔感が重要視されるので、先々に中古で買取してもらう可能性を考えても、購入時からできるだけ綺麗に使うように心がけた方が良いですね。

マットレスはサイズが大きいほど買取需要がある？

マットレスやベッドは、基本的にはサイズが大きいほど買取需要が高まる傾向があります。

中古買取市場の全体の平均として、シングルやセミシングルより、セミダブル以上の大きいサイズの方がより多く買取されています。これは、中古市場には大きいサイズがあまり出回らないことから、需要が集中しやすくなっていることが理由です。

また、耐久性の面からもウレタンフォームのマットレスより、ポケットコイルなど耐久性の高いマットレスの方が買取されやすくなります。

マットレス買取で高額になるのは有名ブランドメーカーのもの

マットレス買取で高額になるのは、先に挙げたようなシモンズ、フランスベッド、テンピュールや、シーリー、サータ、エアウィーヴなど誰もが知っている有名ブランドのもの。

特に海外メーカーのマットレスの方が高額で買取される傾向にあります。

基本的に有名ブランドのマットレスは元の値段が高いので、新品でもアウトレットや割引等で少しでも安く購入したいと考える方が多数です。中古でも綺麗な状態であれば、高値で買取してもらえますよ。

また、新品を買う前にお試しで状態の良い高級マットレスを探しているケースも多いです。
マットレスやベッドの寝心地についてはリアルな口コミがネット上に溢れていますが、実際の使い心地については個人差が大きいので、有名ブランドのマットレスをリーズナブルに試してみたいと思っている方からの需要が見込めます。

マットレス買取価格の相場は？

知名度の高い高級ブランドメーカーと、安値でも買取価格が付く可能性のあるメーカーに分けると、マットレスの買取価格の相場にはかなりの差があります。

合わせてブランド別の買取価格の相場を詳しく解説しますが、まずは大体の買取価格帯を掴んでおきましょう。

有名ブランドのマットレス買取価格の相場

シモンズなど有名ブランドのマットレスの買取価格の相場は、およそ10,000円前後～80,000円以上の高額買取になることも。

各ブランドの中でも希少価値の高いものや、人気のあるシリーズであれば高値での買取が期待できますよ。

なかでも、高級ホテルでも採用されているシーリーのマットレスは、中古マットレス市場では驚きの10万円を超える査定が付く場合もあります。

安値でも取引されているマットレス買取価格の相場

高級ブランドではなくても買取実績のあるマットレスとして有名なのは、無印良品、ニトリ、トゥルースリーパーの3つが挙げられます。

こちらは数百円～3,000円前後での取引が多く、期待以上の高値が付く可能性は低いです。

また、注意しておきたいのは【無印良品の脚付きマットレス】や【IKEAのマットレス】、【通販で購入したノーブランド品】は買取を実施していない業者も多いです。
探せば買取してくれる業者も見つかる可能性がありますが、なかなか良い業者が見つからない場合は、フリマアプリやネットオークション、ジモティー等にも出品してみましょう。

買取価格が高額になりやすいマットレスメーカーと買取相場

有名ブランドのマットレスは耐久性が高かったり、商品保証が付いていることが多く、保証期間による商品への信頼からも高額で売買されています。

元々の定価が高額というのもありますが、定価の2割～最大で5割以上の価格で取引されているマットレスもありますよ。

シモンズのマットレス買取相場

日本の多くのホテルや旅館でも採用されているシモンズのマットレス。
観光地や温泉旅館でも、シモンズのベッドやマットレスの寝心地を体験している方は多いですよね。

シモンズは、多くの買取業者が高値で取引してくれる人気ブランドです。
定価の価格帯は10万円～50万円以上となっていて、買取相場としては定価の2～3割程度の取引が期待できますよ。

スプリングの高さを表す4種類の「インチ」のなかでも、ベストセラーの「6.5インチ」モデルはコイル線径1.9mmのポケットコイルが採用されたもので、シングルで60,000円以上の買取値が付く場合も。

さらに、ハイクラスの「ビューティーリュクス」や、最も流通している「ビューティーレスト」も高値買取が見込める人気シリーズです。

フランスベッドのマットレス買取相場

日本の高級寝具メーカーとして有名なフランスベッドのマットレスは、定価5万円～50万円以上と幅広い価格帯。

買取相場としては、定価の2～3割程度で取引している業者が多いです。

三つ折りのスプリングマットレス「ラクネスーパー」は特に人気で、定価の50％近い金額で取引されることも。また、通気性に優れた「ライフトリートメント」や、女性のための寝具シリーズ「クラウディア」も人気が高く、買取実績の多いシリーズです。

エアウィーヴのマットレス買取相場

ファイバー素材によって中材も丸洗いできるエアウィーヴのマットレス。

腰の痛みを軽減する寝心地に加えて、3分割できるマットレスは中材を入れ替えてへたりを調整することもできて、いつでも清潔に使える点が人気です。定価は10万～40万円程度で、普段使っているマットレスの上に重ねて敷ける薄いマットレスパッドも人気商品です。

買取相場は定価の1～2割程度です。厚み25cmの安定感のある「S03」シリーズは、定価198,000円のセミダブルの買取が50,000円を超える場合も。

テンピュールのマットレス買取相場

テンピュールの低反発マットレスは、身体をすっぽり包み込むような優しい寝心地が特徴。質の良い極上の睡眠を得られるマットレスとして有名です。

定価の価格帯は20万～30万程度を占めていて、買取相場は1～2割程度。テンピュールの原点でもある「オリジナルコレクション」や、テンピュール素材にマイクロコイルを合わせた「ハイブリッドコレクション」が人気です。

また、マットレスに重ねて使えるトッパーシリーズの中でも「トッパー7」の人気が高く、買取価格はシングルサイズで25,000円を超えることも。「オリジナルコレクション」のなかでは「オリジナル15」や「オリジナル19」が人気で、50,000円を超える買取価格になることもあります。

シーリーのマットレス買取相場

アメリカの特許を取得した独自のコイルで人気のシーリーのマットレス。
弾性がありながら柔らかい寝心地が特徴で、こちらも高級ホテルや高級旅館で採用されている有名ブランドです。

定価は数万円～40万円以上の価格帯で、アメリカ最大級の寝具メーカーとも言われるシーリーは買取価格も高めで取引されています。

相場としてはは2～3割程度で、スタンダードな「クラリスⅡ」や、三段階の反発力を誇るレストコイルを採用した「オニキス クラウンジュエル」が人気。
さらに、シーリーのテクノロジーを全て詰め込んだ自信作「クラウンジュエル ターコイズ」は買取価格が10万円を超えたことも。

サータのマットレス買取相場

サータは全米で人気NO.1の寝具ブランドとして有名です。
マットレスは硬めの寝心地が特徴で、こちらも日本国内の一流ホテルや旅館で採用されています。

定価の価格帯は数万円～50万円以上。買取価格は2～3割程度で、このサータ社のマットレスも中古市場で需要の高いマットレスです。

比較的リーズナブルで、サータの代名詞とも言える「ポスチャーシリーズ」が人気で、ふっくらフィット感のある寝心地の「iSeries(アイ・シリーズ)」は、20,000円を超える買取額になることも。

売れる可能性のあるマットレスの買取相場

たとえ安値であっても、売れないよりは売れた方が良いですよね。

高級ブランドではなくても、知名度が高く日常的によく使われているマットレスメーカーのなかで、取引実績のある代表的なメーカーの買取相場をご紹介します。

無印良品のマットレス買取相場

無印良品のマットレスは、ポケットコイルやスプリングタイプの「コイル」、天然ラテックスをベースにした「ノンコイル」、「ウレタンマット」の大きく3つに分けられ、マットレス展開としては35種類以上もあります。

質の良い上位シリーズは価格も高くなりますが、中古市場での需要はそれほど高くありません。買取価格としては2,000円～3,000円程度が殆どです。

また、無印良品の「脚付きマットレス」は買取を実施していない業者が多いのも注意です。

ニトリのマットレス買取相場

ニトリも種類豊富なマットレスを展開していますが、新品で購入する上でコスパが高い点がネックです。

新品でコスパが高いのであれば最初から新品を購入する人が多く、中古市場ではかなり低めの値付けとなってしまいます。

それでも無印良品と同じように2,000円～3,000円程度の価格が付く場合もあるので、使用年数が浅いものや未使用に近いものは積極的にネットショップなどに相談しましょう。
ただし、汚れなどがある場合は数百円程度の価格で取引されることもあります。

トゥルースリーパーのマットレス買取相場

トゥルースリーパーは、独自の低反発素材を使って復元性や弾力性を高めたマットレスで有名です。

身体を優しく包み込んでくれる寝心地で、知名度も高いので、ネットオークションやフリマアプリなどで中古でも売れる場合があります。

買取相場としては2,000円～3,000円程度と低めなので、処分に困った場合は一括査定とオークションを並行してより高い価格で売れる所を探した方が良さそうです。

マットレス買取業者の選び方は？セカンドストリートやトレジャーファクトリーは？

大きくて重さもあるマットレスの買取の場合は、無料の出張買取や宅配買取を行っている業者を使うと便利です。

近所にリサイクルショップがある場合は持ち込んで相談してみても良いですが、「トレジャーファクトリー」や「セカンドストリート」、「ハードオフ」や「オフハウス」などの幅広い商品を扱っている大手の総合リサイクルショップは避けた方が良いです。

マットレスに限らずブランド商品の値付けには専門性が必要なので、いろんな種類の商品を取り扱っている業者に比べると、専門性の高い買取業者に依頼した方が高値が付く傾向があります。

有名ブランドのマットレスを多数取引している業者であれば、HPに取引実績が記載されていることが多く、そのショップのマットレスの買取相場も確認できます。「マットレス専門」「ベッド・マットレス買取」「ブランドマットレス買取」など、マットレスや寝具に特化した専門業者に買取を依頼するようにしましょう。

また、近所にベッドやマットレスを多く取り扱っているリサイクルショップがあれば、そこにも軽く相談しておいて、並行してネット買取査定やオークションなどを駆使することで一番の高値で売ることができますよ。

買取業者を通さずにマットレスを売る方法

有名ブランドのマットレスで、ある程度の買取相場が見込める場合は、専門性の高い買取業者に出張・宅配買取をしてもらって問題ありませんが、ノーブランド品や量産品で買取価格が付かない場合でも、ネットオークションやフリマアプリに出品すれば買い手が現れる可能性があります。

ネットオークションやフリマアプリでは相場価格を簡単に調べられるので、自分で正確な値付けができます。また、マットレスは送料がかかるため、ジモティーなどで直接引き取りに来てくれる人を募集するのも便利な方法です。

引っ越し時や買い替え時に中古品の引き取りサービスを利用するのも良いし、どう頑張っても売れない状態であれば、ウレタンフォームのマットレスなら小さくカットしてゴミ袋にまとめることで粗大ゴミの費用を抑えることができますよ。

かなり時間がかかるし、作業も大変ですが、脚付きマットレスやコイルマットレスを地道に解体して、燃えるゴミや燃えないゴミにまとめて処分費用を無料にしている方も。

また、廃品回収などの料金を払うぐらいなら、周囲の知人や友達・親戚や近所の方など無料で欲しい方を探して譲るのも良い方法です。

マットレス買取についてまとめ

中古市場のなかでも、あまり需要が高いとは言えないマットレスの買取。

ただし、有名ブランドや高級品であればそれなりの値付けで取引してもらえます。
無印良品やニトリなどのマットレスでも、未使用品に近いものや状態の良いものならネットオークションやフリマアプリで売買できることがありますよ。

買取業者を選ぶ時は、幅広い商品の売買をしている総合系のリサイクルショップではなく、専門性が高く寝具やマットレスに特化した業者を選んだ方が買取価格が高くなります。

どうしても買取価格が付かない場合は、無料で欲しい方に譲ることも視野に入れておきましょう。

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